低温調理ナビ厚みで計算する
THE NEXT DAY

低温調理した肉の再加熱はどうする?翌日に温め直すときの安全な考え方

昨日きれいなロゼ色に仕上がった肉が冷蔵庫に残っている。できれば今日も同じ色で食べたいところですが、「元の温度まで戻せば安全」と単純には考えません。再加熱は、最初の低温調理とは別の場面です。

LEFTOVERS ARE A NEW SITUATION

一度冷やして保存した食品は、「昨日の続き」として考えない

調理後に冷却し、冷蔵庫で保存した食品は、保存中の温度管理や取り扱いも含めて考える必要があります。厚生労働省は家庭の残った食品について、温め直す場合も十分に加熱し、目安として75℃以上を案内しています。

つまり、最初に57℃で牛肉を仕上げたからといって、翌日に57℃へ戻すだけで家庭向けの一般的な再加熱目安を満たす、とは扱いません。

参考:厚生労働省「家庭での食中毒予防」

TASTE VS SAFETY

低い温度で食感を戻す方法と、公的な再加熱目安は分ける

低温調理の世界では、肉の色や食感を変えにくいよう低い温度で温め直す方法もあります。しかし、それは料理上のテクニックです。家庭向けの一般的な安全案内とは別に考える必要があります。

低温調理ナビでは、保存後の食品について「元の設定温度より○℃下げて○分」といった再加熱ルールを独自の安全基準にはしません。安全面を優先するなら、厚生労働省の家庭向け再加熱目安を確認してください。

REHEATING DOES NOT RESET TIME

再加熱は、保存状態の不安を帳消しにはしない

長時間室温に置いた、いつ調理したか分からない、冷蔵庫の温度管理に不安がある。こうした食品を「もう一度熱くすれば大丈夫」と決めつけるのは避けます。厚生労働省も、時間が経ち過ぎた食品や少しでも怪しい食品は食べないよう案内しています。

作り置きをするなら、再加熱の前にまず調理後の冷却と保存が適切だったかを確認するのが先です。

HIGH-RISK DINERS

子ども・高齢者・妊娠中などは、食感より安全を優先する

抵抗力の弱い方へ提供する場合、低温で色を残すことより、十分な加熱を優先します。低温調理ナビ本体でも、子ども・高齢者・妊娠中・免疫が弱い方などを選んだ場合は安全優先モードへ切り替える設計です。

→ 中心温度を確認する意味を読む

FAQ

翌日の肉を前にして迷ったら

昨日の低温調理肉はそのまま食べていい?

保存状態や加熱条件で変わるため一律には言えません。家庭で残った食品を温め直す場合は十分に再加熱してください。

元の温度まで戻せば安全?

それだけでは安全と断定できません。厚生労働省は家庭の残った食品の温め直しについて75℃以上を目安に案内しています。

ローストビーフの色を残したい場合は?

食感を守る低温再加熱と、公的な家庭向け安全目安は別です。このサイトでは低温再加熱を万能な安全方法として推奨しません。

再加熱すれば古い食品も大丈夫?

大丈夫とは言えません。時間が経ち過ぎたものや状態に不安があるものは食べないでください。

子どもや妊婦に出す場合は?

低温の食感より十分な加熱を優先してください。

参考資料

THE NEXT DAY

温め直す前に、前日の冷やし方を振り返る

再加熱だけで保存中の不安を帳消しにはできません。調理直後の冷却と保存状態を確認したうえで、十分な加熱を優先します。